【追記】2023年10月からENEOSで楽天カードを使用することによる特別提携のポイント最大1.5倍付与が無くなりました。
また、2023年11月請求分から楽天カード利用獲得ポイントの計算方法が変更となり、1回の会計額ごとに付与となりました。
この記事は、そちらを踏まえた2024年での最新情報を元に作成しています。
バンドを組んでいてライブ会場に向かう時や、スタジオ練習しに行く時に車で移動する人も多いのではないのでしょうか?
バンドを組んでなくても、地方に住んでる人は車が移動の必須アイテムになりますよね。
車に乗っていると、絶対必要となるガソリン。
ここ最近はガソリン代も高騰して、なかなか家計に影響を与えてしまっていると思います。できるだけガソリン代は抑えたいというのは全国民の総意でしょう。
そこで、今回の記事はガソリンスタンドの代表格「ENEOS」が発行しているENEOSクレジットカード(以下ENEOSカード)と、みんな大好き楽天クレジットカード(以下楽天カード)、どちらで給油したほうがお得なのか、比較してみました!
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結論
早速、結論からお伝えします。
お得なのは「ガソリン代が140円くらいまで下がらない限りは楽天カード」です!
ENEOSカードで最もお得な支払い方法
カードの種類
ENEOSカードにはC・P・Sの3種類があります。
カードの種類 | ガソリン値引き額 | 年会費 |
カードC | 1ヶ月のクレジットカード利用額に応じて変動 最大7円/L引き | 1,375円 (税込み/初年度無料) |
カードP | ENEOSでの利用分ポイント3%還元 | 1,375円 (税込み/初年度無料) |
カードS | 常に2円/L引き | 1,375円 (税込み/初年度無料) ただし、年1回の利用で 次年度無料。 |
それぞれ特徴はありますが、カードSが最もお得なカードとなります。
カードCも、最大7円/Lと値引き額が非常に大きいですが、普段の生活費の支払いをENEOSカードに設定しなければならなかったり、年会費(1,375円)は初年度以降かかるので、結局値引き分よりも年会費が上回る可能性が高いです。
つまり、年に1回でも使用すれば年会費が無料になり、常に2L/円値引きしてくれるカードSがENEOSカードの中ではお得となります。
ちなみに、ENEOSカードもポイント還元はありますが、給油時にポイントは付与されませんので、今回の比較時にはポイント分の値引きは無しとなります。
EneKeyの使用がオススメ
EneKeyとは、キーホルダー型の決算ツールで、クレジットカードの代わりになります。
クレジットカード払いの際はわざわざ財布からカードを取り出しますが、キーホルダーとして財布に付けておけば、財布を出さずに決済できます。
発行はENEOSの窓口で、クレジットカードがあれば誰でも発行できます。
年会費や登録費等もなく、無料で手にすることができます。
スピーディに決済できることが魅力ですが、ENEOSの店舗によってはEnekeyの利用のみでガソリン代が割引になったりします。
そのため、ENEOS Sカード+Enekeyの組み合わせが、ENEOSカードでの最もお得な給油方法となります!
楽天カードと比較してみた
それでは、ENEOSカードの中では最もお得なカードSと、楽天カードを比較してみましょう!
比較相手の楽天カードは、年会費無料のノーマルタイプと比較します。
楽天カード使用でのガソリンの値引きはありませんが、強みはポイント還元率が高いことです。
100円使用したら1ポイント付与されますので、通常での還元率は1.0%です。
しかし、ENEOSは楽天ポイントカード加盟店であるため、給油時に楽天ポイントが2L給油ごとに1ポイント付与されます。
楽天ポイント経済圏を使用すれば、あらゆる場面でポイントを1ポイント=1円で使用できるので、ポイ活にはもってこいのカードです。
詳しくは別記事で解説予定ですが、楽天カードでは楽天Payを通して使用するのが最もポイント還元率が良いです。
しかしながら、ENEOSではまだ利用できない店舗が多いのが現状です。
そのため楽天カードは、楽天Payを使用して給油した場合と、Enekeyを使用した2パターンで比較します。
また、公平な比較にするため、下記の条件にしています。
- ENEOSでガソリン給油のみ使用。
- ガソリンの値段は2024年3月時点の170円/Lとする。
- 毎月2回、30L分レギュラーガソリンを給油。
- 1ヶ月分のポイントバックを含めた値引き額同士で比較
各カード値引き額の比較
それでは、各カードの値引き額の比較をしてみましょう!
まず、条件通りに給油した場合にかかる元の値段です。
元の値段 |
(170円×30L)×2回=10,200円 |
ここから、各カードの値引き額を反映させた金額を見ていこうと思います。
ENEOSカード Sのガソリン値引き額
1Lあたりの値引き額 | 値引き後 | ポイント還元分 |
2円 | ((170円-2円)×30L)×2回=10,080円 | 無し |
元の値段10,200円から値引き後の値段を引くと、1ヶ月分の値引き額の合計は合計120円となりました。
ちなみに、Enekeyを使用すると1円/L値引きしてくれる店舗もあります。
その場合、下記の計算となります。
1Lあたりの値引き額 | 値引き後 | ポイント還元分 |
2円+1円=3円 | ((170円-3円)×30L)×2回=10,020円 | 無し |
元の値段10,200円から値引き後の値段を引くと、1ヶ月分の値引き額の合計は合計180円となりました。
楽天カードのガソリン値引き額
楽天カードはポイント還元分が反映されます。
前述したとおり、Enekey利用の場合と楽天Pay利用の場合との2パターンで計算しました。
Enekeyを利用した場合
1Lあたりの 値引き額 | 値引き後 | ポイント還元分 | 実質支払額 |
無し | 値引き無し 170円/L | ・ポイント還元分 170円×30L=5,100円 5,100円×1.0%=51ポイント 51ポイント×2回=102ポイント ・ポイント付与分(2L=1ポイント) (30L÷2L)×2回=30ポイント ・合計ポイント 102+30=132ポイント | 支払い額10,200円-132ポイント =10,068円 |
元の値段10,200円から値引き後の値段を引くと、1ヶ月分の値引き額の合計は合計132円となりました。
そして、こちらもEnekey利用により1円/L値引きされた場合も計算しました。
その場合、下記の計算となります。
1Lあたりの 値引き額 | 値引き後 | ポイント還元分 | 実質支払額 |
1円 | 169円/L | ・楽天ペイ還元分 169円×30L=5,070円 5,070円×1.0%=50ポイント 50ポイント×2回=100ポイント ・ポイント付与分(2L=1ポイント) (30L÷2L)×2回=30ポイント ・合計ポイント 100+30=130ポイント | 支払い額5,070円×2=10140円 10140円-130ポイント =10,010円 |
元の値段10,200円から値引き後の値段を引くと、1ヶ月分の値引き額の合計は合計190円となりました。
楽天Payを利用した場合
1Lあたりの 値引き額 | 値引き後 | ポイント還元分 | 実質支払額 |
無し | 値引き無し 170円/L | ・楽天Pay還元分 170円×30L=5,100円 5,100円×1.5%=76ポイント 76ポイント×2回=152ポイント ・ポイント付与分(2L=1ポイント) (30L÷2L)×2回=30ポイント ・合計ポイント 152+30=182ポイント | 支払い額10,200円-182ポイント =10,018円 |
元の値段10,200円から値引き後の値段を引くと、1ヶ月分の値引き額の合計は合計182円となりました。
値引き額比較表
カード決済・もしくはEneKeyによる値引きが無い場合
ENEOSカード S | 楽天カード | 楽天Pay+楽天カード |
120円 | 実質132円 | 実質182円 |
EneKeyによる値引き(1円/L)がある場合
ENEOSカード S | 楽天カード |
180円 | 実質190円 |
ENEOSカードはガソリン値引き額は一番大きいので、支払額としては一番安くなります。
しかし、楽天カードのポイント還元率の恩恵はやはり偉大。
どの状況でも、楽天カードを使用したほうが、ENEOSカード Sよりも実質安く給油できることが分かりました。
また、楽天Payが使用できれば、EneKeyによる値引きが無くても、値引きしたレベルにお得に給油ができるようです。
もし、「ポイント使うの苦手だから、実際の支払額が安くなればいい」という方に関しては、ENEOSカード Sを選ぶのがよいでしょう。
ということで、今回の比較結果は楽天カードの勝利!
ガソリン価格が変わるとどうなる?
ガソリンの価格というのは、日々変化があるもの。
ここ数年で大きく価格高騰し、2020年から2年でなんと50円近く値上げしています。
2024年3月現時点の平均は170円で、ここ5年では高めな水準となります。
仮に2020年のように、115円近くまで価格が下がった際はどの支払い方法がお得かも調べてみました。
【例】ガソリン価格115円の場合の値引き額比較表
カード決済・もしくはEneKeyによる値引きが無い場合
ENEOSカード S | 楽天カード | 楽天Pay+楽天カード |
120円 | 実質98円 | 実質132円 |
EneKeyによる値引き(1円/L)がある場合
ENEOSカード S | 楽天カード |
180円 | 実質158円 |
このパターンだと、楽天Payがお得であることは変わりません。
ただし、楽天Payが使えない場合は、楽天カードのみよりもENEOSカードが最もお得という結果になりました。
なぜかというと、ガソリンの価格が下がると当然支払う金額自体が下がります。
すると、それに基づいて付与されるポイント数も比例して下がります。
簡単にまとめると、ガソリンが高ければ高いほどポイント還元の恩恵が受けやすいので、楽天カードがお得。
ガソリンが低ければ低いほど、ポイント還元のメリットが薄くなるので、単純値引きのENEOSカードがお得となります。
そんな人のために、ENEOSカードのほうがお得になるボーダーラインも計算してみました。
ENEOSカードのほうがお得となるガソリン価格
ずばり先にお答えすると「150円/L以下」です。
ここをボーダーに、ENEOSカードの方がお得になっていきます。
逆に151円/L以上、または楽天Payが使えれば、楽天カードがお得です。
カード決済・もしくはEneKeyによる値引きが無い場合
ENEOSカード S | 楽天カード | 楽天Pay+楽天カード |
120円 | 実質120円 | 実質165円 |
EneKeyによる値引き(1円/L)がある場合
ENEOSカード S | 楽天カード |
180円 | 実質179円 |
ちなみに、楽天PayよりもENEOSカード(EneKey値引き無し)がお得になるのは100円/L以下でした。
使用しているENEOSがEneKeyの値引きが無ければ、楽天Pay一択ですね。
ボーダーとなる150円/Lですが、今後のことを考えると、情勢の変化によって150円/L以下になる可能性もあります。
そうです。
ENEOSカードは使用しないと年会費(1,375円)が発生します。
ガソリン価格が150円以下になるまで待っていて、発行してから1年以上経つと、値引き分より高い年会費の支払いが来てしまうので、かなり無駄出費です。
クレジットカードは確実に近々使用するものだけ発行するということを心がけましょう。
頻繁に数を増やすのはリスクを増やすのと同じことです。
カードのオススメな使い分け方
私としてのオススメとしては、140円くらいまで下がるまでは楽天カード一択です。
たしかに150円以下になればENEOSカードの方がお得になりますが、ガソリンは日々変動するもの。
その度にカードを使い分けたりするのも面倒ですし、お得とはいえ数円程度なので、あまり使い分けるメリットがありません。
そのため、明らかに推移が下がった140円くらいになれば、確実にENEOSカードがお得となりますので、そこまではENEOSカードを作らずに楽天カード一択で使用し続けることをオススメします!
まとめ
今回の記事のまとめです!
今回の記事では、ENEOSで給油する際は、ENEOS カードSと楽天カードどちらがお得かを解説しました!
結論としては「140円くらいまでガソリン代が下がるまでは楽天カードを使用すること」です。
おすすめはEnekeyを発行することで、店舗によっては1Lあたり1円以上値引きしていくれるところもあります。
また、ガソリンスタンドにクレジットカードを持って行けば誰でも発行することもでき、決済をスピーディになるため、発行しない選択肢は無いでしょう。
それぞれのカードの特徴として、楽天カードはポイント還元の旨味があるので、支払額が高い=ガソリン価格が高い方がお得となります。
逆にENEOSカードは単純に1Lあたり2円引きをしてくれるので、ガソリン価格に惑わされず、支払額そのものを安くできることが強みです。
ポイントを貯めたり使ったりすることが苦手な人は、ENEOSカード Sを使用したほうが良いです。
計算してみた結果、価格が150円/L以下ならばENEOSカードのほうがお得ですが、ここ最近の状況からここまで下がることは当分なさそうです。
そのため、明らかにお得になる140円/Lくらいになるまでは、ENEOSでは楽天カードで支払いすることをオススメします!