ベース紹介

BiSH&PEDRO アユニ・Dのメインベースを解説!使用しているベースのメーカー・種類は何?

のめ
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初めまして!そうでは無い方はいつもありがとうございます!ブログ主の「のめ」です!
ビギナーくん
ビギナーくん
ベース初心者のビギナーです!みなさんと一緒にベーシスト目指してがんばります!

このブログでは、ベースをこれから始める人やベース初心者の方が役立つような情報を発信しています!

今回の記事は趣旨を変えまして、私が大好きなグループ「BiSH」のメンバー、そして3ピースバンド「PEDRO」のベースボーカルである「アユニ・D」さんがメインとして使用しているベースを解説します!

この記事を読めば、下記のことが分かります!

  • アユニさんの愛用ベースのメーカーと種類
  • そのベースの音や見た目の特徴
  • そのベースのメーカーの歴史

アユニさんの愛用ベースを詳しく知ることにより、ベース自体の知識の幅を広げることができると思います!

また、最後にアユニさんが使用しているベースに似ていて、お値段がお手ごろなベースも紹介しますので、アユニさんに憧れてこれからベースを始めたい!と思った人はぜひ最後まで見ていってください!

アユニさんのメインベース紹介!

早速ですが、アユニさんが現在メインで使用しているベースはこちら!

Ernie Ball Music Man(アーニーボールミュージックマン)のStingray Bass 4 classic(復刻版スティングレイの4弦)!!

ビギナーくん
ビギナーくん
めちゃくちゃかっこよくていい色ー!!

色はサンバーストという、中央は明るいブラウンの木目色で外側にかけて徐々に暗くなり、真ん中は赤みが強いオレンジ、外側は完全にブラックという3トーンのグラデーションが特徴の色になってます。

このサンバーストというのは、英語で「強い日差し」という意味になります。中央部が明るい日差しで外側部が暗い雲を表現していることからこの名が付いたと言われています。

のめ
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ベースのボディの色としては王道カラーなのです!

そして、このベースは初期モデルの復刻版となっております。

たくさんベースがある中で、なぜアユニさんはそのベースを購入したのか、私なりの考察も含めて解説しようと思います!

Music Man Stingrayとは

まずは、「Music Man Stingray」というベースはどんなベースなのかご説明します。

Stingray(以下スティングレイ)は1976年にMusic Man(以下ミュージックマン)というメーカーから誕生しました。

当時のベースはパッシブベースという、ベース内部にプリアンプ(音の低音や高音をノブで調整できる機能)が搭載されていないモデルしかほとんど流通されてませんでした。

そんな中、ミュージックマンからプリアンプが搭載されたアクティブベースが発売しました。それがこのスティングレイになります。

今となってはアクティブベースは各メーカーで出しているほど主流となっていますが、当時はかなり新鮮で、ミュージックマンから初めて出したベースということもあり、かなり話題になったそうです。

のめ
のめ
まさにアクティブベースのパイオニア!

スティングレイの特徴は何と言ってもこの2点があげられるでしょう!

  • 唯一無二な見た目
  • ソリッドでパワフルな音

それぞれの特徴を詳しくご説明します!

唯一無二な見た目

まずは見た目ですが、スティングレイはプレシジョンベース(略してプレベ)に似たボディとなっています。

ベースはジャズベース(略してジャズベ)が主流となってますが、なぜスティングレイはプレベのボディを採用しているのでしょうか?
それは、左右シンメトリーに近い形状のバランスの良さを取り入れたからです。

ジャズベは座って弾くことをメインに考えてボディが設計されたので、クビレの位置が左右非対称です。

この形状のほうが、座った時に太ももにフィットしやすいメリットがあります。

プレベはクビレが左右シンメトリーなので、座った時の弾きやすさはジャズベに劣りますが、立って弾いた時のシンメトリーによる見た目のバランスの良さはプレベにしかない長所です!

後述しますが、スティングレイはピック弾きでゴリゴリ弾くのに適した音になってます。

立ってガシガシピックで弾いてるベーシストってめっちゃかっこいいですよね!

そんなかっこいい音と、かっこいいプレイスタイルに適した、かっこいいボディとなっているという訳です!!

また、ピックガードが中心に丸い形で置かれているのもスティングレイならではです。

スティングレイというのは、日本語訳で魚のエイを指します。言われてみるとエイも丸い形でキレイなシンメトリーですよね!

のめ
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ボディと相まってとてもいいバランスです

ソリッドでパワフルな音

続いてはスティングレイの音の特徴についてです!

言葉で説明するよりも実際聴いてもらった方が早いので、YouTubeにあがってるこの試奏動画をご覧下さい!

この音のソリッド感…伝わるでしょうか!?

高音のパキパキ感もありながらブリンブリンな低音もある、かなり攻撃的な音だと思います。
ですが、嫌味があるサウンドではないので、スティングレイファンが多いのも納得ですね。

その秘訣は、ピックガードの部分にある大きなハムバッカーピックアップ(弦の音を拾うマイクのようなもの)と、電池駆動によるアクティブベースプリアンプです。

パワーがあり、ピックアップがブリッジ寄りに設置されていることにより、輪郭もハッキリとするのでこのような唯一無二な音を出すことができます!

のめ
のめ
YouTubeとかで他のベースの音も聴いてみて、このスティングレイの音が1番かっこよくて好き!となれば、もう買うベースはスティングレイ一択でいいでしょう(笑)

アユニさんがこのベースを選んだ理由の考察

さて、スティングレイの良さをたくさん伝えましたが、なぜアユニさんはスティングレイを選んだのか?その中でも「classic」というモデルを選んだのか?その理由を考察してみようと思います。

まず、スティングレイを選んだ理由です。
これはシンプルに、前使用していたベースがスティングレイであり、気に入ったからでしょう。

アユニさんが1番最初に選んだベースは、「StingRay 4 Stealth Black」です。ヘッドからブリッジまで黒で統一されているのが特徴です。

ビギナーくん
ビギナーくん
ぬお!このベースもみっちゃかっこいい!
のめ
のめ
生産終了しており新品では買えないので、購入するには中古で出回るのを待つしかないです

アユニさんのインタビューを見た感じだと、音で決めたと言うより見た目が気に入って購入したそうです。
1本目のベースの選び方としては素晴らしい選択です!

1本目のベースの選び方については下記記事で詳しく説明しております。

このベースをしばらく使って、スティングレイの良さを感じて、次のベースもスティングレイを選んだのでしょう。

それでは、スティングレイの中でも「classic」というモデルを選んだ理由の考察です。

このclassicというモデルは、スティングレイの初期モデル(1976~1983年まで発売)を復刻したものになります。

現行で発売されているノーマルなスティングレイとの違いはざっとこんな感じです。

  • プリアンプのMID音(低音と高音の間)調節ノブがなく、代わりにジャック穴がある。
  • 弦をブリッジ裏から通して張る裏通し仕様。
  • ミュートキットというスポンジがブリッジに挟まっている。

簡単にいうと、ノーマルなスティングレイに比べると音作りの幅は狭くなるけど、弦の張り具合が変わり、ノイズになるような細かい振動をミュートしてくれるモデルになります。

ただ、アユニさんは機能というよりは初期モデルのビンテージ感のあるデザインが好きだから、同じデザインを新品で買える復刻版を選んだというのが理由なのでは?と考察しております!

そう考察したきっかけは下記のツイートに対してのリプライです。

このビンテージ感あるルックスに一目惚れしたのではないのでしょうか!

この写真のベースは1979年製らしいので、おそらくアユニさんも理想であれば当時のモデルが欲しかったのではと思いますが、やはり発売から年数がかなり経過しているので、現存する流通量が少ないことからなかなか売ってないし、売っていてもかなり高額になっているので、簡単には購入できない現状です。
また、ビンテージなのでいつ故障してもおかしくないので、そのリスクを買うのもなかなか勇気が入ります。

中古品のリスクについては下記記事で解説しておりますので、気になった方はチェックしてください!

そんな中、この年代のベースを模した復刻版が「classic」というモデルで現在も新品で購入することができます。


そのため、当時のものでないとダメだ!というこだわりがなければ、新品で購入したほうが結果的に長い間使える可能性が高いので、絶対に良いと思います!

のめ
のめ
アユニさん、さすがのチョイスでございます

Ernie Ball Music Manの歴史

さて、ここからはアユニさん愛用ベースのメーカー「Ernie Ball Music Man(以後アーニーボール・ミュージックマン)」の歴史をご説明します!
この機会に、このメーカーのことも知ってベースの知識の幅を広げちゃいましょう!

前述したとおり、スティングレイは「ミュージックマン」というメーカーから誕生していますが、今現在スティングレイはアーニーボール・ミュージックマンというメーカーから発売されています。

ビギナーくん
ビギナーくん
ミュージックマンの前に「アーニーボール」ってついたね。何が違うんだろう?

ミュージックマンは1972年に、楽器界では超有名メーカーの「Fender(フェンダー)」の創設者や技術者などの関係者により立ち上がったブランドです。

その後、1976年スティングレイが発売され、ミュージックマンというメーカーはベーシスト界隈に大きく認知度が広がりました。

そして1984年に「アーニーボール」という会社がミュージックマンを買収し、そこから「アーニーボールミュージックマン」という社名に変更となりました。

アーニーボールはギター・ベース弦の王道メーカーです!
とてもコスパがいい弦なので、ほぼ全てのギタリストやベーシストはアーニーボールの弦を弾いたことがあるのではないのでしょうか。
それほど有名なメーカーなのです!

ビギナーくん
ビギナーくん
なんか買収って聞くとあんまりいい印象持たないけど・・・大丈夫なの?

買収といっても、さらにミュージックマンをより多くのベーシストに届けたいための事業拡大として、アーニーボールが看板を引き継いだ、くらいの認識のほうが正しいです!

アーニーボール社は創始者がその名もアーニーボールさんなのですが、そのご子孫のスターリン・アーニーボールさんがスティングレイの開発に深く関わっていたそうです。

その結果、ミュージックマンスティングレイはさらに精力を伸ばし、今となっては唯一無二の有名ベースメーカーとなりました!

のめ
のめ
技術者の誇りを持って会社を大きくするなんて・・・ほんとに素晴らしいストーリーです!

アユニさんと同じベースの購入方法

ここまで記事を見ていただいた方は、スティングレイの魅力にとても惹かれたのではないのでしょうか!
中にはアユニさんと同じスティングレイが欲しい!と思っている方もいると思います。

そんなあなたに!
アユニさんと同じベースを購入するにはどこから購入すればよいかをお伝えします!!

・・・が、残念ながら公式サイトによると、もうすでにサンバースト色含むclassicモデルは販売していないとのこと。(別の色は今後発売予定だそうです。)

つまり新品ですぐに注文・購入することはできず、楽器屋さんで仕入れていたり、中古として出回っているものを探すしかありません…。

奇跡的に見つけたとしても、20〜30万近いお値段で売られている可能性が高く、なかなか手が出せる人は少ないと思います。

ビギナーくん
ビギナーくん
諦めるしかないのか…
のめ
のめ
いや、諦めるのはまだ早い! 実はこれと似たベースがお買い求めやすいお値段で売られているのです!

廉価版スティングレイの購入方法

そのベースとはこちら!
※下記リンクから商品ページに飛べます。

Sterling by MUSIC MAN / SUB Series Ray4 Vintage Sunburst Satin
ビギナーくん
ビギナーくん
ほぼ見た目一緒じゃん!なのに5万円きってるよ!

こちらは「Sterling by MUSIC MAN」というメーカーから出している、Ray4というモデルになります。
アーニーボール・ミュージックマンがお買い求め安い価格でベースを発売しているので、いわゆる廉価版のスティングレイとなります!

ここまで安いと不安に思う方もいらっしゃるのではないのでしょうか?

全くそんなことはないので、ご安心ください!
設計はミュージックマンが実施し、インドネシアの最新の設備で製造され、ロサンゼルスに本社があるSterling社で検品されて出荷するので、とても高いクオリティで製造されています!

classicモデルと比較するとブリッジが異なりますが、通常使用する分は全く問題なく弾けるので、気にされない方にはとってもおすすめです!

商品購入は下記リンクから↓

Sterling by MUSIC MAN / SUB Series Ray4 Vintage Sunburst Satin

※23/3/26現在、商品再入荷待ちとなっています。
もししばらく入荷されない場合は、下記リンク先のサウンドハウス様にも同じ商品が購入できますので、こちらをご参照ください。

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/277851/

まとめ

最後にまとめです!
今回の記事ではBiSHのメンバーであり、PEDROのベースボーカルを務めるアユニ・Dさんが愛用するベースについて解説しました!

愛用ベースは「Ernie Ball Music Man(アーニーボールミュージックマン)のStingray Bass 4 classic(復刻版スティングレイの4弦)」です。

現在は新品で購入することが難しく、仮に楽器店で仕入れられていたものを見つけたとしても、20〜30万くらいの高額なお値段となっている可能性があります。

そこで、廉価版として「Sterling by MUSIC MAN の SUB Series Ray4」が販売されています!
↓下記商品ページです。

Sterling by MUSIC MAN / SUB Series Ray4 Vintage Sunburst Satin

ほぼ同じような見た目ですが、お値段が5万円を切っていてとてもお求めやすいので、アユニさんと同じ見た目のベースを探していた方にはとてもおすすめですよ!

のめ
のめ
アユニさんの愛用ベースの紹介は以上です!スティングレイを手にした今日から、君もアユニ・Dだ!